かつらぎ町にある縄文時代後期の「中飯降(なかいぶり)遺跡」から、西日本では最大の竪穴住居跡が見つかりました。
今月26日の午後、現地説明会が開かれます。
これは発掘調査を行っている和歌山県文化財センターが、きょう(23日)発表したものです。
県文化財センターでは、おととしから、京奈和自動車道「紀北東(きほくひがし)道路」建設に伴う遺跡発掘調査を行っており、今回見つかった竪穴住居跡は、直径およそ14メートルの円形で、内側に深さ1メートル余りの柱の穴が、少なくとも3つあり、穴には、柱を固定する石や土器のかけらが詰められていました。
柱の直径は30センチから40センチと見られ、建物の面積は推定で150平方メートル以上あるということです。
このほか土器や石器も見つかり、建物の中心には直径およそ70センチの赤く焼けた炉の跡もありました。
県文化財センターによりますと、今回発見された竪穴住居跡は、およそ4000年前の縄文時代後期のものと見られていて、西日本では最大の竪穴住居と見られています。
また祭祀用の遺物が出土していないことから、周辺の集落の人々が共同で集会や作業に使った可能性が高いと見ています。
今回の発見について、日本考古学が専門の矢野健一(やの・けんいち)・立命館大学教授は「円形の竪穴建物としては、日本最大規模のものだ。太い柱が石で支えられており、屋根のしっかりした共同の集会所のような建物ではないか」と話しています。
県文化財センターでは、今月26日の午後1時半から、現地説明会を開くことにしていますが、周辺に駐車場がないことから、センターでは、JR和歌山線の中飯降駅から徒歩での参加を呼びかけています。
2008年07月23日
中飯降遺跡で西日本最大の竪穴住居跡見つかる
posted by hodo at 13:56| 報道部


